【原価管理システムとは】

一般的に見積りは a,設計単価見積り b,歩掛かり原価見積りの方式に分かれます。 ほとんどの業者はa,方式を採用しますが、当社ではb,の方式を採用しています。 (その違いは以下の通りです。)なおかつ当社では独自の原価管理ソフトを構築し、細かく正確に原価計算し、見積りに反映させています。

a.設計単価見積りとは・・・・

b.歩掛かり原価見積りとは・・・・

材料メーカーがこの材料を使用して施工する場合は○○○円/㎡などといったように世間一般に発表している単価(定価)を積み上げて見積りする方式です。 細かい施工環境などは無視した大まかな単価なので正確な単価とはいえません。 ゼネコンなどでは下請け業者から見積りを徴収し、その単価を積み上げて見積りをします。

その工法にどれ位の時間がかかるか、要は1日で1人が何㎡作業できるかによって㎡単価が算出できます。例えば外壁の補修をする場合で、左官作業員の平均日当が18000円の時、1日で1人が80㎡作業できる環境であれば、18000円÷80㎡=225円/㎡となります。またその工法にどれ位の材料費がかかるか、例えば1袋6000円するセメントを使用する時、そのセメントに1袋30㎡分使用する量が梱包されているとしますと、6000円÷30=200円/㎡となります。その上に仕上げ塗装をする場合は塗装作業員の平均日当が16000円の時、1日で1人が100㎡作業できる環境であれば、16000円÷100㎡=160円/㎡となります。また使用する塗料が1缶8000円する時、その塗料の使用量が0.14kg/㎡と明記されているとして荷姿が14kgであったら、14kg÷0.14=100㎡となり8000円÷100㎡=80円/㎡となります。よってこれらを足し算すると左官作業員費225円+セメント代200円+塗装作業員費160円+塗料代80円=665円/㎡という単価が導きだされます。これを歩掛かり原価見積りといいます。

結果として・・・

a,の方式を採用すればそれぞれ条件の違う物件の見積り に対し同じような単価が使われます。 裏を返せばどの物件でも赤字がでないように高い単価 設定になっているという事です。 当社ではb,の方式を独自のソフトで計算し、見積りに反映 させますので、正確でぎりぎりまで安価な単価を設定できます。



【顧客満足と品質管理と原価管理システムの融合】

当社ではどの社員がどの工事を担当しても安定かつ確実に「顧客満足」「充実した品質管理」を満たせれるように現実的な方法を採用しています。
それは必ず使用するPC端末による「原価管理システム」に顧客要望欄や品質管理チェック欄などを組み込まして、強制的に確認・記録をしてしまう方法です。
このソフトを開発・使用する事により確実な工事管理を実現することができました。

充実した検査体制

作業員のスキルアップ

各工事担当者がそれぞれの現場で必要な検査を忘れず実施できるるように工事管理システム内に強制的に組み込んでいます。
必要な検査をしなければ工事が完了できないシステムです。
これにより安定した品質をお客様に供給でき、安心して工事をお任せいただけるようになっております。

工事に直接携わるのは作業員です。 どんな良い管理体制を確立しても作業員の技術が不足していては高品質な施工は望めません。 現場での指導は勿論のこと、当社では定期的に技術力アップのための勉強会を開催しております。 ひと昔前は、突出した技術を持つ親方中心の指導が主でしたが、この方法には人数の限界があり、多くの作業員に統一した品質管理を求めることができません。 この勉強会により、より多くのより良い技術情報を多くの作業員が得ることができます。なおかつ技術だけではなくきめ細かいサービスをお客様に提供することが出来るようになりました。