建築会社選びのコツ|信頼できる建築会社の見極め方
建築会社選びってとても難しいですね。
ネット検索でHPを見ていても・・・どの会社もHP制作会社に依頼して良いことばかりを書き込んだすばらしい会社ばかり・・・
都合の悪いことは記載されておりません。
SNSの情報も真偽を確認できません。画像も編集されているものが横行しています。
では何を見て判断すればよいのか・・・
ここでは建築家である私なりに建築会社選びのコツを考えてみようと思います。
グーグルのクチコミを見る
クチコミはグーグルが管理しており勝手に削除や手直しできません。
身内や社内のクチコミが多いと星が上がらないということは意外と知られていません。
ということは・・・各建築会社で操作ができないので信頼できるということになります。
展示場ではなくオープンハウスを開催している

展示場は身の丈に合っていない豪邸ばかり・・・
あげくオプションが多く設備されており参考にならないケースが多いように思われます。
オープンハウス・完成見学会などは一般の方が建てられた住宅を数日間公開するという形で開催されます。
よって身の丈にあった住宅が見れることになります。
しかも、熱い寒いなど体で感じることができます。(展示場の多くの物件はエアコンなどの空調機器で快適に保たれている場合が多いので参考になりにくい)
その建築会社さんのスタッフに何人建築士の資格を持っている人がいるか

私は以前、大手メーカーを扱う中堅ゼネコンで務めておりました。
周りの同僚のほとんどが無資格で営業をしていました。
よって広く浅い知識でお客様の家をプランニングしていたのが現実です。
きちんとした知識をもって住宅を手掛けるためには建築士の資格は必要不可欠だと思われます。
HPのスッタフ紹介欄などを参考になさってはいかがでしょうか。
施工実績を見る

見栄えの良い家だけを抜粋して紹介しているHPをよく見かけます。
全ての建物を列挙しているような建築会社さんは信頼できそうに思います。
先ほど触れましたオープンハウス・完成見学会も同じで見栄えのよい物件だけ開催している会社さんよりも施工した全棟を公開している会社さんは全棟手抜きをしていない証だと思われます。
(ただし、お客様の強い希望で公開しない物件もおありだと思われます)
アフターメンテナンスの取り組み方を見る
大手といわれる会社さんで見えない安心を求めるか規模は小さいが本気で建築に取り組んでいる会社を求めるかどちらにしても引き渡し後のアフターが心配になります。
保証書がいかに立派でも逃げ口上が多く記載されている保証書をみかけます。
定期点検も建築当時の担当者ではなく、それまで接点がなかったアフターメンテナンス課の人が訪ねてきたりします。
アフターメンテナンス課がある・・・
一見立派なことに思われますが、完成するまでの経緯や事情をあまり知りえない人に引継ぎされているということです。
要は不都合が発生した場合、どこに連絡し、誰が来てくれるのか?
完成までの経緯を理解し、自分の家を一番理解している人が担当してくれることが重要だと思われます。
※参考までに当社ではアフターメンテナンス用公式ラインを開設しており、曜日や時間を選ばず連絡することが可能にしています。
ラインを活用することで当社の社員全員の目に届き、担当者の独断や不誠実な対応を抑止できます。
定期点検においては担当者ではなく代表者取締役自らが立ち合います。
こうすることでスピーディーな対応ができ、手厚いアフターが可能となります。
これには今後の物件に対するフィードバックも兼ねており、日々住宅を進化させるという考えも含まれております。
ここまで私なりの考えをまとめてみました。
いち建築家の考えですので参考程度にして頂ければ幸いです。
とにかく、気軽に建築会社を訪ねてみる ここからがスタートだと思われます。

和泉 尚志 代表取締役社長