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業者選びのポイント

このページではプロの目から見た業者選びのポイントを列挙してみます。
現在、業者選びをする時のツールはホームページで検索するくらいしか方法がありません。
良いことばかりを謳っているホームページが目立ちますが、その内容をそのまま鵜呑みにしていいのでしょうか。
それを見極める方法や判断ポイントを私なりに考えてみました。
あくまで一般論ですので全てが正しいとは限りません。目安としてご覧ください。
和泉尚志

その会社は建築士事務所登録しているか?

リフォーム工事に携わる業者として当然の義務です。しかしながらインターネット上には建築士事務所登録 をしていない業者さんの方が多く見られるのが現状です。 ホームページに登録番号を掲載していない業者は良く調べたほうが良さそうです。

その会社には設計士だけでなく施工管理技士がいるか?

リフォーム工事をするにあたって、構造計算し、設計プランニング&打合せしたものを形にしなければなりません。 設計だけできても、現場の品質管理・工程管理・職種調整・収まり方法の決定が出来なければ、せっかくの設計や デザインが絵に描いた餅になってしまいます。 よく「うちは設計会社だけど片手間で施工までしています」とか「設計は外注に出して施工管理だけしています」 なんていう業者さんを見かけますが・・・・本当にそんな業者さんで大丈夫でしょうか

その会社は地元の業者であるか?

最近よくあるトラブルは他府県の業者を名乗り、「全国展開している会社ですから安心です」といった営業手法 で工事を受注し、工事が終了すれば音沙汰なし。 あとで不良箇所が見つかってクレームの申し立てをしても「知らぬ存ぜぬ」の一点張り。運よく手直ししてくれ ても、直しにくるのが遅いなどのトラブル事例をよく耳にします。特に高齢者のお宅に狙いを定めて法外な金額 で見積りしてきます。高いから値引いてほしいとお願いすると、凄い金額を値引きしてくれますが、手抜き工事 などでそれなりの工事しかしてくれません。 全ての他府県業者がそのような会社だとは言いません。もちろん優良企業はたくさんあります。しかし・・・・ 住宅のリフォームや塗替えは、近くてクレーム対応の早い地元優良企業が無難だと思われます。 。

その会社は専門業者であるか?もしくは専門部署を設けているか?

その会社は本当にリフォーム工事に対して知識があるのでしょうか?新築工事と大差無いくらいに思ってない でしょうか?防水工事や大工工事・塗装工事・瓦工事などの専門工事対して専門知識があるのでしょうか? リフォームは新築とまったく違います。今ある構造を活かして新たな空間を創っていくものですから専門知識 が多々必要になってきます。細かい箇所の収め方もコツがあります。 今、見積り依頼している会社はひょっとして土木が専門の会社かもしれません。はたまた新築工事を得意と している建築会社かもしれません。知識が無いので下請け業者にまる投げするかもしれません。 よく確認することをお勧めします。

その会社は過去のクレームや苦情を記録しているか?

ISOを認証取得している会社なら記録は残しています。なぜクレームの記録が大切なのか?それは再発防止の 対策を講じることが出来るからです。一度発生したクレームは原因などを分析して組織全体で共有しなければ また別の担当者が同じようなクレームを繰り返します。ですからクレーム記録は大切なのです。

その会社の担当者は約束の時間や見積り期限を守っているか?

工事の出来栄えや善し悪しは担当している人間によって大きく左右されます。よってその人の人間性を見極め ることが大切になってきます。人柄やフットワークの良さ等も見極めておきましょう。

その会社の担当者は服装や身なりが整っているか?だらしない格好ではないか?

上でも述べた通り人間性の見極めは大切です。また、その人の服装身なりによってセンスがある人なのかどうか判ります。たかが服装されど服装なのです。

その会社の担当者は打合せ内容を記録しているか?

当社ではお客様と何度も何度も打合せを重ねます。よって何時どのような内容の話をしたかを記録に残してい ます。後々のトラブルを避けるためにも必要なことだと思われます。

その会社は見積りが一式表記になっていないか?

これは細かく積算しているのかドンブリ勘定をしているのかを見極めることができます。 建設業界の悪しき習慣で「細かく表記してもどうせお客様には判らないからまとめてナンボという表現にして おこう」というものが一式表記です。古い体質を引きずった業者なのか、顧客満足やお客様の安心を優先して いる会社なのかを見分けることもできます。詳しくは当ホームページの「Business Stance」→「低価格& 高品質への挑戦」ページをご覧ください。

その会社は見積り金額が高すぎたり安すぎたりしていないか?

これはその会社がどのような計算方式で見積りしているかで異なってきます。古い体質の建設業者さんは材料 メーカーなどが設定した「設計単価」を利用して、それを積み上げただけの見積りを作成したりします。そう なると余裕をみた単価の積み上げなので必然的に高い見積り金額になります。それを今までの経験から20% 値引きしたり、30%値引きしたりと大雑把な値引きをしたりします。これはコスト意識に欠けていると言わ ざるを得ません。それでは何故、安い見積りが良くないのか?安い金額は良い事ですが安すぎる見積りは調査 不足による施工個所見落としであったり、知識がないために見込みが甘かったり、低品質で安さのみを追求し たものであったり、最悪の場合は工事開始後に多くの追加請求がでることが考えられます。 詳しくは当ホームページの「Business Stance」→「低価格&高品質への挑戦」ページをご覧ください。

その会社は見積りの値引き額を大きくしていないか?

意味の判らない値引き、つじつま合わせの値引き、大きな金額の値引きには要注意です。 これは、その会社に技術力や品質管理能力、デザイン能力等のセールスポイントがなく値引きでアピールして いるのかもしれません。これは上記の通りコスト意識に問題があるように思われます。 詳しくは当ホームページの「Business Stance」→「低価格&高品質への挑戦」ページをご覧ください。

その会社は施工に関して安全意識があるか?

お住まいのリフォームや外壁の塗替え工事で、もしその会社の作業員が怪我をしたり事故をおこしたら気持ち の良いものではありません。ていていの場合、品質管理や顧客満足意識のしっかりした会社は安全意識も高い はずです。

その会社は中間検査や竣工検査をしているか?

工事には目的があります。それはお客様のニーズであり要望です。それを満たしているかどうかを判断するに は都度の検査が必要になってきます。ろくに検査をしていない会社やタテマエだけの検査をしている会社をよ く見かけます。その会社はどのような検査をしているか?誰が検査するのか?第三者機関を使い2重チェック しているか?などが重要になってきます。

その会社は竣工後に保証書を発行してくれるのか?

その時は良く見えても1年後や2年後に施工不良がでてくる可能性があります。そういう時のために当社では 各種の保証書を発行しています。リフォーム工事や住宅塗装・防水工事において、ほとんどの会社が口頭で 「2年間は保証しますよ」程度で終わらせているのが現状かとおもわれます。 当社では仕様や工法にもよりますが、リフォームは勿論のこと、外壁塗装では5年~8年、防水工事では5年 ~10年、ガルバリウム鋼板屋根材による屋根のカバー工法では塗膜変退色20年保証というものまでご用意 しております。